新米こしひかり玄米の食味スコアを、食味分析計にて計測いたしました。
結果、100点満点中93点の高スコア。
数値が高いほど美味しいお米となります。
コシヒカリといえば新潟県魚沼産コシヒカリが最高級ブランド米と知られ、日本穀物検定協会の食味ランキングでは特Aを28年連続で取得しておりますが、魚沼産コシヒカリの食味スコア平均点は80〜85点、コシヒカリに限らず全国に流通する一般的なお米の平均スコアは73点ほどであり、めしゆたかファームが育て上げたこしひかりは食味データの上でも美味しいお米との結果がでております。
お米の食味スコアは水分、タンパク、アミロース、脂肪酸の4つの成分を測定し算出します。
めしゆたかファームの数値は下記となります。
水分 14.9%
お米の中の水分を表し、16%以下14%以上の数値で数値が高いほど高水分、美味しいお米となります。
タンパク 6.2%
タンパク質は水を通さないためお米の吸水を阻害し、タンパク質が少ないお米は吸水良く、炊きあがりがふっくらとした美味しいお米となります。
日本の玄米のタンパク質平均含有量は7.4%、めしゆたかファームのこしひかり玄米の含有量は6.2%。
窒素を多く吸収するとタンパク質も増加するため、窒素肥料の過多はお米の食味を下げてしまいます。
日本穀物検定協会によると、玄米タンパク質含有率が低すぎると(5.5%未満)食味が落ちるとの分析結果があり、適切な数値が大事です。
数値からもめしゆたかファームのこしひかりは炊きあがりがふっくらほくほくしていることがわかります。
アミロース 17.1%
お米の主成分であるデンプンは、2割のアミロース(硬さの成分)と8割のアミロペクチン(粘りと柔らかさの成分)で構成されており、ぱさぱさと不味いお米のアミロース比率は22%〜23%、食味が最も良い魚沼産コシヒカリは16%〜17%位となります。
めしゆたかファームのこしひかりは魚沼地区のコシヒカリと較べてもアミロース比率に遜色ない数値です。
脂肪酸 18%
お米の脂肪は貯蔵中に徐々に酸化し、酸化の進み具合で古米化の進行状況がわかります。
収穫直後の新米は10%〜20%が標準で、時間とともにこの数値は高くなります。
脂肪酸化度が低いほど新鮮で美味しいお米となります。
めしゆたかファームではお米を収穫直後のもみ米の状態(籾殻がついた生きているお米)で専用の冷暗倉庫に保管しており、お客様からの注文の都度、籾殻を外し色選別機に通し新鮮な玄米、そして精米機に通した精米をお送りしております。
【お米づくりへの取り組みと置賜飯豊の利点】
慣行栽培とは異なる栽培方法、そして山形置賜特有の風土と気候が、めしゆたかファームのこしひかり食味値高スコアを支えております。
1.疎植栽培
一坪あたりの株数を50株で植え(慣行栽培は80〜60株)、苗間の風通しを良くし、太陽の光を全身に浴びることで病害知らずの頑強健康な稲を育て上げ、粒立ち強いお米を育みます。
お米の収穫量は慣行栽培に比べると少ないですが、お米の粒一つ一つが大きく、旨さは別物です。
一般の農家さんはとにかくお米の量と穫ることのみを考え、食味は二の次。たくさんのお米を業者へ卸せばその分収入も増えるため、株数増やし病害への農薬を散布し化学肥料を多く使っているのが事実です。
めしゆたかファームではお米は直販にて個人のお客様へ販売しているので、安心安全、美味しいお米でないと売れず、日々切磋琢磨しどうすれば品質高い美味しいお米が穫れるのか勉学と実践に励んでおります。
ブログ記事 ”美味しいお米づくり 疎植栽培”
2.ワーコム菌完熟発酵牛ふん堆肥
今年度より自然由来のワーコム菌(ブナの森の腐葉土の土着菌を中心にあけびや山ぶどう、木苺などの酵母菌、にんじん、納豆菌、乳酸菌、さまざまな発酵酵素が主成分)を飼牛からとれる牛ふん堆肥に混ぜ合わせ、堆肥を完熟発酵させ田んぼに撒いております。
このワーコム菌は堆肥の臭いを消すことで知られており、有効微生物が土壌の快適化に貢献し、丈夫な稲そして食味抜群のお米を育てあげることに役立っております。
ブログ記事 ”ワーコム堆肥”
3.美味しいお米づくりに必須のミネラル、珪酸が土壌に豊富
飯豊山系から流れ出る豊富な雪解け水には珪酸が含まれており、春先に田んぼへ注ぎ込まれ、粘着質な珪酸含まれた土壌は美味しいお米づくりに最適な土地柄です。
4.メリハリのある四季と日々の寒暖差
置賜飯豊町は山形県内でも有数の豪雪地帯。世界を見渡してもこれほどはっきりした四季を感じ取ることができる地域は他になく、また真夏でも昼夜の寒暖差が大きく、緩急のある気候は稲を甘やかさせず力強く育て、美味しいお米づくりに貢献いたします。
わたくしども自慢の逸品、置賜飯豊下椿産の新米こしひかりをお楽しみくださいませ。
置賜飯豊下椿 こしひかり
食味スコア93点 生産者自慢の逸品