お米づくりの一年 1月〜3月上旬 田んぼは白銀の世界へと様変わり飯豊町は山形県の中でも指折りの豪雪地帯世界を見渡してもこれほどはっきりした四季を感じとることができる地域は他に類を見ず、雪解け後、わずか2ヶ月もすると野山は新緑に色づき、生き物たちの躍動感に包まれます冬は稲作農家の束の間の休息です 4月上旬 種まきオート播種機に育苗箱をセットし、ベルトコンベアの流れに沿って床土を敷き、肥料、水、種もみをまき、その上を土で覆い完了参照:ブログ記事”お米づくりスタート 育苗箱に種まき“ 育苗器で発芽種まきした育苗箱を外光を遮断した育苗器に入れ、2日間30~32℃に保ち、一斉に発芽させます参照:ブログ記事”育苗箱で一斉に発芽” 4月中旬 苗代育苗器で発芽した苗を苗代(田植えまでの間、稲の苗を育てる場所)に並べ、一週間ほどビニールシートで覆い寒さから苗を守り、外気温が上がる4月下旬にはシートを外し、太陽の光をたっぷりと浴びさせてすくすくと育てます参照:ブログ記事”苗代“ 4月中旬〜下旬 田植えの準備:田起こし冬を越してカチカチに固くなった田んぼの土を掘り起こし、ふわふわの柔らかい土へとトラクターでうないます参照:ブログ記事”田植え前の田起こし“ 4月下旬〜5月上旬 田植えの準備:代掻き田植えに備え、田んぼに水を張り、土と水を混ぜ合わせ田んぼの表面を平らにします代掻き後は鏡張りのような美しい水田が姿を現し、飯豊町田園散居村の本領発揮です参照:日本で最も美しい村、飯豊町 5月中旬〜下旬 田植え飯豊町では例年5月連休明けが田植えの時期苗の状態を見極め、苗箱を田植え機に積み、せっせと田んぼに植えていきます 6月中旬 田んぼの溝切り中干し(田んぼをからからに干すこと)にそなえ、入排水管理の効率化を目的とし、田んぼに溝切りをします中干しは余計な稲の分けつを抑え、丈夫で粒の大きいお米ができる稲を育てるために必要不可欠な作業 7月〜8月 畦の草刈り暖かくなると田んぼの畦の雑草の勢いも増してきます雑草は飼育している牛のごちそうなので、餌の確保と害虫抑制を目的とし、十分に伸ばし一ヶ月半に一度のペースで刈ります 9月上旬〜10月上旬 収穫穂がでてから約40日、稲穂が黄金色に染まり垂れ下がると稲刈りの時期です稲刈りは早すぎると未熟米が増え、遅すぎると胴割れ米が多くなり食味が著しく下がるため、刈り取るタイミングが重要です