この時期は日々どろんこまみれで田んぼの溝切りです。
昨年と比べると寒く曇天が続き日照時間が少なく不安ですが、場所によっては膝まで浸かる粘着質の田んぼの泥の中での作業には寒いぐらいが心地よくていい感じ。
仮面ライダーをもじった田面ライダーという軽油で動くバイクを田んぼに入れて、縦と横に溝を切り、排水口にもつなげ田んぼの水はけをよくします。
田んぼには中干しといって、一旦田んぼをカラカラに干すことが必要で、溝切りをしておかないと水が抜けず干すことができないので、手を抜かず溝を入れていきます。
中干しで田んぼをしっかり干すメリット
- 収穫時に重量のあるコンバイン(収穫機)で田んぼの中に入り刈り取りますが、田んぼをしっかり干していないとぬかるみにはまってしまい、立ち往生でにっちもさっちもいかなくなることを防ぐ
- 水を一度なくすことで稲の過剰な育成、茎数過多を防ぐ(植物は適度なストレスが大事で、温室で甘やかすとだめになります)
- 土中の有害成分(硫化水素、メタンガス)を抜く
秋には食味抜群のつや姫、はえぬき、コシヒカリそしてササニシキが収穫できるよう、あとは燦々と降り注ぐ真夏の太陽を待つばかり。