早春の田園散居村。めしゆたかファームの上空からドローンで撮影です。
まだ田んぼがぬかるむ雪解け直後。
雪に覆われた雄大な飯豊山を遠くに望みます。飯豊山は初夏まで山頂に雪が残り、置賜を象徴するその美しい佇まいにいつも癒やされます。
田んぼの中で泥まみれになって疲労困憊で作業をしているとき、ふと飯豊山へ目を向け、何度心が晴れやかになったことでしょう。
仙台方面へ目を向けると蔵王連峰がそびえ立ち、真冬の夜はゲレンデからのナイターの光で夜空が明るみ、幻想的な光景を目にします。
大英帝国の旅行家イザベラ・バードが明治11年初夏にこの地を訪れ、諏訪峠から見渡すこの飯豊町田園散居村の光景をこのように表現しています。
”鋤(すき)で耕したというより鉛筆で描いたように美しい、ここは東洋のアルカディア(桃源郷)と”
原文 The plain of Yonezawa, with the prosperous town of Yonezawa in the south, and the frequented watering-place of Akayu in the north, is a perfect garden of Eden, “tilled with a pencil instead of a plough,” growing in rich profusion rice, cotton…
冬が過ぎ去り人々そして生き物たちが活動を始め、田んぼに水を引き田植えの準備が整う5月初旬、畦は緑で覆われ、水面がきらきらと輝く美しい水田が広がります。
まさにイザベラ・バードが表現した鉛筆で描いたように美しい景色。
これから収穫の秋まで劇的に変化していく田んぼの風景をドローンで撮影していきます。