収穫後の田んぼ

静寂に閉ざされる田園散居村

お米の収穫も無事終わり、人々の往来と喧騒に包まれていた田んぼは静けさを取り戻し、晩秋へと時が急に進んだ感じを覚えます。

昨シーズンは雪が積もらず、豪雪地帯の飯豊では稀有な出来事でしたので、お米づくりにどのような影響を及ぼすか不安でしたが、今年は一坪あたりの株数を50株にした疎植栽培、そしてワーコム菌牛ふん堆肥を田んぼに撒く育成法にて頑強で丈夫な稲を育て上げ、収穫したお米はどれも粒立ち力強く、しっかりとした旨み、満足いくお米を穫ることができました。

あと一ヶ月もすると小雪がちらつきはじめ、置賜は深い雪に閉ざされます。

来る日も来る日もどんよりとした鉛色の空に覆われる冬の気配を間近に感じ、束の間の爽やかな秋空の下、どこか言いようのない寂寥たる思いがよぎります。

歳を重ねるごとに時の流れが早くなるのを感じ、大自然の流れに任せ生活していると諸行無常の思いが高まります。

お米づくりという一年のなかで最も大きなイベントが終わり、日々の忙しなさから解放されるこの時期は、なんだか哲学的な思いが募ります。

お米づくりは来春までしばしのお休みですが、毎日牛たちの世話があるので、のんびりと感傷に浸る暇もあまりないですが、置賜の美しく雄大な景色を眺め、たまには感傷に浸るのもいいです。

秋風吹くどこか寂しげなとりとめもないブログとなりましたが、今シーズンもめしゆたかファームをどうぞよろしくお願い申し上げます!

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