疎植栽培の一坪50株で植えた苗は、燦々と照りつける太陽のもと、花開くように勢いよく分けつし、元気に成長しています。
分けつとは植えた苗の根本から新しい茎がでてくること。
疎植栽培で田植えをすると最初はみすぼらしいですが、盛んに分けつした苗は健康そのもの。
一本一本の茎の間には十分な空間が保たれ、風通し良く太陽の光も根本まで届き、病気に強い頑強な太い稲へと育ち、いもち病、紋枯病対策の農薬散布は必要なくなり、粒の大きな旨味の強い美味しいお米が収穫できます。
勢いのある苗を目にするとほっとします。
50株植えは省エネかつ美味しいお米が穫れる、言うことなしです!
参考までに60株で植えた苗はこちら。
分けつできず、窮屈そうに上へ伸びるしかなく、茎と茎の間に空間がとれないので、風も陽の光も通らず上にばかり伸びるか細い稲へと成長し、病害に弱くなってしまいます。
60〜80株/坪で植えた田んぼからは、お米の量はたくさんとれますが、食味は落ち、粒も小さくなってしまいます。